Q. インタラクティブな教材を作成する場合には、高額の費用がかかるのではないですか

インタラクティブな教材というと、ゲーム感覚で学習が進められる教材のイメージが強いかもしれません。既存のゲーム機等で学習できるソフトウェアは大量に生産されていますので、それらの購入価格は安いのですが、発注して新たにアニメーションや画面デザインが駆使されたゲーム感覚で行う教材を作成すると大きなコストがかかります。
ところが、ゲーム感覚の教材だけでなく、学習者が何らかの行動を行い、それに反応してフィードバックが返される教材はインタラクティブな教材と言えます。
また、教材ではありませんが、電子メール、電子掲示板、チャットなどのコミュニケツールはインタラクティブ性の高いものです。テストやドリル教材も、回答を入力すると自動採点され、正解や点数がフィードバックされてきますので、これらもインタラクティブな教材と言えます。
インタラクティブ性をもっと広く捉えると、ハイパーリンクをクリックして、他のページを表示させる教材もインタラクティブであると言えますので、インタラクティブな教材を作成することは必ずしもコストがかかるものではありません。
単にWeb上に表示されたテキストを読むだけの教材ではなく、関連する資料へのリンク、音声や映像データへのリンク、何らかのデータ入力が必要なドリルなどを教材の中に取り入れると、学習者にとって興味ある教材になるでしょう。

(篠原 正典)

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最終更新日 : 2011年4月1日