Q. Web上でケーススタディの課題を出す場合に、他者の著作物を課題の素材に使ってよいのですか

著作物をサーバに蓄積し、多数の学習者が自宅から視聴できるようにすることは、著作権法上は著作物の「複製」「送信可能化」及び「公衆送信」にあたります。
授業のための「複製」については、一定の条件を満たす場合は、著作権者の許諾なしに行うことが認められています(著作権法第35条第1項。
詳細については[授業で使用するためであれば著作物をコピーできると聞いたことがありますが、どこまでできるのですか]を参照してください。)が、「送信可能化」及び「公衆送信」についてはそのような規定はありません。そのため、原則として、著作権者の許諾が必要となります。

(尾崎 史郎)

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最終更新日 : 2012年3月1日