Q. 聴覚障害学生への配慮を教員に依頼する文例にはどのようなものがありますか

概要

障害学生のニーズを事前に教員に伝える事が必要です。以下は依頼文書のモデルです。

文例

○○学部の○○さん(学生番号○○)は、今学期、先生がご担当の授業を受講希望しております。○○さんは、聴覚に障害がありますので、下記の内容をご確認の上、ご配慮くださいますようお願いいたします。

表1. ○○さんの受講希望科目
ベーシック○○語 I 1・2 ○○  ○○先生
○○通論 I 3・4 ○○  ○○先生
○○活用基礎 7・8 ○○  ○○先生
○○学 1・2 ○○  ○○先生
○○演習 5・6 ○○  ○○先生
○○実習 9・10 ○○  ○○先生
ベーシック○○語 I 1・2 ○○  ○○先生
○○論 5・6 ○○  ○○先生
○○ 7・8 ○○  ○○先生

○○さんの障害について

○○さんの障害は、聴覚障害(          )です。
先生方に授業中にご留意していただきたい事項を下記にお知らせしますので、ご確認ください。なお、○○さんに対しては、修学支援を行うことが目的ならば、関係する教員や学生に名前と障害の状況を知らせることはさしつかえない旨、承諾を得ております。
授業中の支援内容については、授業の様子を見ながら検討し、先生方にご相談があればご連絡しますので、よろしくお願いいたします。

問い合わせ先

何か問題、ご質問や不明な点がありましたら、○○宛(メールアドレス・内線○○)にご連絡ください。

配慮願いの配布

授業中の配慮事項を、授業開始前に授業担当教員に通知します。

  1. 障害についての説明と留意事項
  2. 座席の位置や教室間移動について
  3. 板書の仕方や話し方について
  4. 教材に関して
  5. 試験・レポートに関して
  6. 相談や連絡について

留意点

障害学生の支援に関して、窓口を明確にして、担当者とメールや電話、FAX等で確実に連絡がとれるようにしましょう。そうした情報を大学のホームページ等に掲載しておくとよいでしょう。

(広瀬 洋子)

参照文献

  • 広島大学、国内でも障害者支援に先進的に取り組む大学です。広島大学のアクセシビリティセンターのサイトには大学における障害者支援の優れたノウハウが掲載されています。
    http://www.achu.hiroshima-u.ac.jp/
  • 本文例は広島大学アクセシビリティセンターの文例を参考にさせていただいています。
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最終更新日 : 2010年4月1日