Q. メールの有効な活用方法を教えてください

概要

メールは最も基本的なコミュニケーションツールです。個人のメールアドレスに他の人がメールを送り、受信者は届いたメールをいつでも読みだすことができます。受信者は受け取ったメールに対して返事を送ることができます。このように、メールは一対一のコミュニケーションに適しています。また、メールにはワープロで作成したファイルなど各種のファイルを添付することができます。

レポート提出

メールを利用してレポートの提出を行うことができます。レポートは、メール本文に記述しても良いですし、添付ファイルとしても良いでしょう。紙による提出に比べてレポートの管理の手間が省けます。また、レポートの添削も返信メールで簡単に作成することができます。

質問受け付け

授業の質問受け付けにメールを使うことができます。メールを使えば学生はいつでも質問を送ることができますし、講師も都合の良い時に回答を作成して返信することができます。時間に制約されずに、講義の内容を補うことができます。また、受けた質問を次回の授業で紹介することで、クラス全体の理解度を高めることが可能になります。

メンタリング

LMSなどを用いると、学生の自己学習の進捗状況や演習問題の結果を把握できます。この結果が思わしくない場合、学生にメールを用いたメンタリングを行うことが有効です。内容が理解できなくて進捗が悪いのか、あるいはそれ以外に原因があるのか、習得結果が良くない場合、どこに問題があるのか、学生とやりとりをしながら原因を明らかにしていきます。このようなコミュニケーションを取ることは、自己学習型のeラーニングで孤独感を感じがちな学生のモチベーションを高めるためにも役立ちます。

他のコミュニケーションツールとの連動

メールは他のコミュニケーションツールと連動して使用することもできます。特に、非同期型のコミュニケーションツールである掲示板は、他の人からいつ意見が書き込まれるかわかりません。掲示板に意見が書き込まれたら、同時に他の参加者にメールが送られるようにしておけば、いちいち掲示板をチェックしなくても、すぐに書き込まれた意見を確認することができます。

図1 メールと掲示板の連動
図1 メールと掲示板の連動

(仲林 清)

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最終更新日 : 2010年4月1日